もし社員が新型コロナウイルスに感染したら−対応方法まとめ−

こんにちは!

Tohandsカスタマーカスタマーサクセスチーム(@Tohands)です。

今回は、

もし社員が新型コロナウイルスに感染したら

というテーマでお話していきます。

新型コロナウイルスの感染者数が増加しているというニュースが連日報道される中、

「もし我が社で感染者が出たら…」

「社員の家族に感染者が出た場合は…?」

など、企業の皆様もその対応方法に苦慮されていることと多います。

今回は、社員が新型コロナウイルスに感染した場合や、濃厚接触者になった場合など、4つのパターンに分けて解説します。

本ページの最後には印刷して使用できるPDFも貼っておりますので、ぜひ最後までご覧いただき、ご活用いただければ幸いです。なお、実際の対応は様々な状況に依存するので、産業医など専門家への相談も忘れずにお願いします。


対応例1 : 社員に感染の疑いがある場合

社員に感染の疑いがある場合、下図の対応が必要になります。

それでは、図に沿って解説してまいります。

まず、新型コロナウイルスを疑う受診目安はこちら。

新型コロナウイルスを疑う受診の目安

社員の体調が上記の項目に該当するときには、

病院に行く前に最寄りの帰国者・接触者相談センターに問い合せてください 。

その上で

当該社員が上記の受診の目安に該当する場合には、

社員は休暇、その社員と同じ職場の同僚らは在宅勤務/自宅待機の検討を行うか、通常勤務の上健康観察+マスク着用のいずれかの対応を行います。

いずれか、のどちらを選ぶかですが、感染の疑いがある社員との接触度合いや業務内容によって選択してください。

当該社員が上記の受診の目安に該当しない場合

社員は体調不良であり、また、今後症状が悪化することも考えられるため休暇を取らせます。

その社員と同じ職場の同僚らは通常勤務の上、健康観察+マスク着用の対応とします。


対応例2: 感染者の濃厚接触者となった場合

濃厚接触者になった場合にはその社員に対して保健所から指示があります

保健所の指示に必ず従ってください

濃厚接触者の定義は

患者(確定例)が発病する2日前から隔離開始までの間に、

・ 患者と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者


・ 手で触れることの出来る距離(目安として 1 メートル)で、必要 な感染予防策なしで、患者と 15 分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)。

・患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性のある者

・適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護していた者

新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(2020年4月20日暫定版)

以上に該当する方となります。


対応例3: 濃厚接触者に身近な社員がいた場合

社員の家族が濃厚接触者となった場合、以下のような対応が考えられます。

濃厚接触者となった家族の症状の有無にかかわらず、

「社員の症状の有無」を軸に対応を考えます。

社員に症状がある場合には、

当該社員は休暇、

その社員の職場同僚は、在宅勤務/自宅待機の検討を行うか、通常勤務の上健康観察+マスク着用のいずれかの対応をとります。

社員に症状がない場合には

当該社員には在宅勤務か自宅待機の検討を行い、職場同僚らは通常勤務の対応とします。

対応例4:検査を受けなかった/陰性だった場合の対応

検査を受けなかった、または陰性だった場合には、下記の条件を

すべて満たすとき出社が可能であると考えてよいでしょう。

出社可能と考えられる条件(すべて満たす場合)

1. 解熱剤を使わない状態で解熱し72時間が経過

2.その他の新型コロナウイルスの諸症状(咳・息切れなど)が改善

3.最初に症状が現れてから少なくとも7日が経過

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)HPより引用

おわりに

最後に、以上のどのような場合にも注意していただきたいことがあります。

病院に行く前に必ず帰国者・接触者相談センターや医療機関に相談してください。

復職時には「コロナ陰性」の診断書は不要です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、企業の皆様にご協力いただくとともに、本記事が皆様のご参考になりますと幸いです。

また、今回の記事をまとめたスライドは無料で配布させていただいております。社内でぜひご活用ください。

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この記事の監修