はじめに
Afterコロナ時代は、健康経営が見直される時代にもなります。
働き方において様々な変化が起き従来の健康経営の概念が変わり、さらに健康の価値が再認識されるからです。
続きを読む資格:労働衛生コンサルタント、メンタルヘルス法務主任者、精神科専門医、産業衛生学会専攻医、医学博士等 / 対応可能エリア:東京近郊 / 得意とする業務・業種:メンタルヘルス対応全般 / コメント:企業の経営に寄与し、企業と働く人の幸福にコミットします。
Afterコロナ時代は、健康経営が見直される時代にもなります。
働き方において様々な変化が起き従来の健康経営の概念が変わり、さらに健康の価値が再認識されるからです。
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2020年5月26日。
企業の経営者・人事労務担当者の方を対象に、「#withコロナ産業保健〜リモート時代の人財保全〜」というテーマで、オンライン勉強会を開催いたします。
そろそろ、緊急事態宣言の解除が現実味を帯びて来ています。
一方で解除後にメンタル不調者が急増することが懸念されています。
またリモートワークを含めた働き方の大きな変化で、企業の財産である「人財」をどのように守るかということについても考えてい行かなくてはいけない時期にあります。
急速に広まったテレワーク(リモートワーク)は企業の組織運営、人財にどのような影響を及ぼしているのか、それらはいまどの段階にきているのか。
今回は参加者のみなさまとグループワークを通して考えていくことができる企画もご用意しました。
他社人事労務担当者と意見交換できる貴重な機会となっております。
みなさまのお申し込みをお待ちしております。
みなさん、こんにちは!
産業医の榎本純也(@EJ_tohands)です。
さて、世の中はコロナウイルス感染症による緊急事態宣言のため閑散としております。いわゆる3密を防ぐためにテレワークやオンライン飲み会などが推奨されております。
メンタルヘルスにおけるテレワークの一番のネックはやはり寂しいことだと思われます。そのためオンライン飲み会は、寂しさを紛らすことにおいて一定の効果が期待できます。
そのため世の中ではオンライン飲み会が多発しているようです。しかし、このオンライン飲み会、やり方を間違えてしまうと無益どころか途端に有害となってしまいます。
今日はオンライン飲み会の正しい方法をその道15年の筆者が語ります。
と言っても、公式な情報があるわけではないのであくまでネット情報や僕の周りの人の話を集約させたにすぎません。ご注意を。
古くはお酒を飲みながら電話越しに語り合うという文化が僕の父親世代にはあったようです。ということは発祥は電話の起源と同程度ということでしょうか。
その後、 2005年ごろにSkypeがシェアを占めてきたころから通称「Skype飲み」という言葉が、周りで聞かれるようになりました。
今では「PCの画面中央に向かって乾杯じゃないよね~、PCのカメラを見つめながらやや下あたりを狙うんだよね~」
のような通ぶった会話を目にしますが、当時はPCにカメラが内蔵されていなかったため、Webカメラに向かって乾杯をするというのが定番でした。
圧倒的マイノリティだった我々。つい1カ月半前ですら
「コロナ流行ってきたし歓迎会はZoom飲みにしましょうよ~」
と提案しても一蹴されるほどでした。
わずか1カ月で世間に受け入れられてしまったオンライン飲み会。
オンライン飲み会が社会に広く受け入れられたのは嬉しくもありますが、このような急激なパラダイムシフトは注意を要します。
旧オンライン飲み会の目的は
a)参加することが情報取得において有利に働く
b)プロジェクトを立ち上げるために広くいろんな人の意見を聞く
c)有識者同士を引き合わせる
といったところでしょうか。
端的に言うと、お酒を飲むことはあんまり重要じゃないけれど、リアルな場で話し合うのはコストヘビーであるためWeb上で話合い、仕事感を出さないため(少しくだけさせるため)にアルコールを摂取していた、という代物です。
対してリアル飲み会の目的は
①場の空気を楽しむ
②ゴシップを話す
③参加しなければ仲間外れになる
④みんなでワイワイする
ということが目的となりがちでした。
それが現在コロナ禍であるため
⑤居酒屋に行けないから
⑥人と話すことが少なくなり寂しいから
⑦世間でオンライン飲み会が流行っているから
という背景のもと、元々のリアル飲み会の目的がそのまま現行オンライン飲み会の目的となっております。
要するに「飲み会自体が目的」となるようです。
ここで強調したいのはもともと旧オンライン飲み会はリアル飲み会を代用するものではなかった点です。同様に、コロナウイルスが作りだした現行オンライン飲み会でもリアル飲み会を完全に代用するのは難しいのではないか、と考えます。
こうして出来上がった現行のオンライン飲み会。話題性もあり各種SNSで楽しそうな写真がアップされております。
実際にやってみると、十分楽しめるということがわかるかと思います。また当時よりも通信技術も発達したためちょっとしたゲームなども難なくできます。
さてさて、現行のオンライン飲み会は目的の変更や急速すぎた普及のため以下のような問題が顕在化してきました。
リアル飲み会と比べるとどうしても一人あたりの話す時間が短くなってしまいます。そのため「たくさん話をしてストレス解消をすること」が目的であれば当然満たされにくく、どうしても長時間化しがちです。また、終電を気にしなくてよいことなども拍車をかけてしまいます。
車文化圏の方がオンライン飲み会では飲酒運転を気にしなくてよいという抑圧から解放され、つい羽目を外して飲みすぎてしまう傾向にあるようです。
オンライン飲み会は参加のハードルが低いため、逆に参加できない旨を言い出しづらい欠点があります。みんなが同条件であることはありません。在宅勤務をなんとかこなしつつ仕事が終われば大量の家事をしなければならない、という方はたくさんいます。
これは何もオンラインに限ったことではありませんが手軽に始められる点、長時間化してしまう点、お店で飲むよりお酒代が安いなどよりオンライン飲み会ではアルコール摂取量が増えてしまう傾向にあるようです。
アルコールが与える健康被害については保健師の記事を参考にしてください。要点をかいつまむと、
研究がたくさんありすぎて、一概には言いにくいのですが、現実問題
「健康のために」
少量の飲酒を飲むというのはあまり正しくないのかもしれません。
どちらかというと多飲をしないように少量にしなさい、と言うときのexcuse目的かもしれません。
ただし、コロナ禍におけるアルコールの研究というものはそもそもないので、ストレスにおけるエビデンスなどは一概に何とも言えないかもしれない。
というわけで僕は産業医として少量ならお酒は良い、というスタンスにしております。そうでないと在宅勤務不慣れな方は辛いと思われます。
この飲み会は何故行うのか。ブレスト目的なのか。それとも新人のお披露目会なのか、はたまた何となくみんなで顔合わせしたい(話したい)のか。
情報取得が目的であれば、情報の不均一を起こさないためにもチームは小分けにするべきではありません。ただし、騒ぐことにおける満足感は諦めるべきですし、本当にアルコール摂取が必要なのかは各々が考えるべきです。
一方、話すことにおけるストレス解消が目的であれば4人程度毎になるように調整するのがよいでしょう。1時間ごとにメンバーをシャッフルするなどもよいでしょう。
お酒を飲んでも冷静に中断できる人を幹事としてあらかじめ決めておくのがよいです。AIスピーカー等を駆使してタイム管理を行うもよし、蛍の光を流すもよし。半分の時間が経過した時に片足で立つ、少し難しめの計算をする。など酔い具合を確かめるなども合わせるとよいでしょう。また、退室するときは断る必要がない、とか幹事が30分毎に退室したい人を確認するなどもよいでしょう。
繰り返しになりますが、やはりブームによるオンライン飲み会という側面が色濃いため、それぞれの事情を鑑みるべきです。ただでさえストレス下なのに飲み会までストレスになったのでは本も子もありません。
前項まで組織やチーム全体におけるオンライン飲み会で配慮する点を説明してきました。上記を守れば飲み会のマナーや人権は最低限の守ることができ、不満をもつ社員も少なくなると思われます。
ただし、上記でも飲みすぎてしまう方は個別に対策をとる必要があるようです。こちらはまたの機会に書かせていただきますね。
オンライン飲み会のルール、個人編も乞うご期待!
専門科:救急科 / 対応可能エリア:東京都近郊、宮城県(主に仙台市) / 得意とする業務・業種:IT企業 / コメント:各部門の垣根を取っ払いみんなが笑顔でいられる企業づくりをお手伝いいたします。
新型コロナウイルスにより現在も大きな影響を受けている企業の皆様、とくに人事・労務に関わる方々に向け、
今まさに必要な情報をお届けする定期的開催のセミナーです。
5月26日開催の イベントページはこちら。 今回は緊急事態宣言解除のあとに急増するといわれているメンタル不調の予防と対応、そしてテレワーク拡大など働き方が大きく変化する中での「人財保全」をお伝えします。
セミナーの雰囲気を知っていただくために過去のセミナーの資料を期間限定で公開しております(DLはこちら)
また、今回のセミナー資料は視聴後案内のあるFacebookコミュニティから無料でDL可能です。
※現在はスタッフ全員フルリモートで開催しております。
現在開催予定の#Withコロナ産業保健セミナーはこちら↓
今回は、コロナによってテレワークなど働き方が大きく変化する時代のなかで、企業の原動力である「人財」をどのように守っていくのか、メンタルヘルス対策や人事施策などにフォーカスし、企業価値を向上するヒントをお伝えします。とくに、緊急事態宣言解除後にはメンタルヘルス不調者の急増が懸念されており、その点も対応をお伝えします。皆様の参加をお待ちしております。。 お申し込みはこちら(イベントページ)